色々なうどんがあるけど「五島うどん」が1番おいしいと思う

こんにちは、菊次郎丸です^^

 

香川の「讃岐うどん」・群馬の「水沢うどん」・秋田の「稲庭うどん」・愛知の「きしめん」など、日本には様々なうどんがありますね。

今回は、長崎の「五島うどん」を紹介します。讃岐うどんと比べると認知度は低いかもしれませんが、ワシは1番美味しいと思っています。

ただ、ワシが長崎出身なので、えこひいきな部分もあるかもしれません(笑)

五島うどんは、食用椿油を使用しているので、ツルツルののど越しが特徴です。

 

五島うどんのルーツ

日本の三大うどんのひとつ「五島うどん」は、五島の風土に育まれ、歴史と伝統に培われた自然食品です。遣唐使の時代に、五島列島に伝わったと言われる五島手延うどん。
元寇の役に捕虜となり、五島に住みついた中国人が教えたなど、数多くの伝承が残っており、起源は確かではありませんが大陸から伝わった事は、間違いないようです。

五島列島は、その昔遣唐使の寄港地で、東西文化の重要な中継点でもあったのです。
つまり、五島は中国をルーツとする麺伝来の路であり、日本の麺ロードの拠点でもあったのです。

 

製造工程

ミキシング

(練り上げ)

厳選した小麦粉を、島のミネラル豊富な水と五島灘の海塩で練り上げます。塩分の濃度は、その日の温度と湿度に応じて加減します。麺職人の経験と勘が物を言います。
足踏み栴檀〈せんだん〉の木の台などの上に、練り上げた小麦粉を移し、500回ほど、丹念に足で踏みならします。足踏みをすることで、麺自体に「コシ」が生まれます。
切り廻し大きな円盤状になった生地の外側から、渦を巻くように包丁の刃を入れていきます。棒状になった生地は、大きな桶の中に渦巻き状に回しながら重ねていきます。
細目作業生地を一段巻くごとに、その表面に島の特産・椿油を塗り、数段重ね合わせていきます。島人の知恵が息づいています。直径40mmほどの麺を「大巻」と呼びます。
こなし作業麺を直径10mmになるまで、手で細くしながら切り廻しの作業を続けます。この過程でも椿油を塗って生地同士が付着するのを防ぎます。生地はこのまま寝かせます。
かけば作業麺を、2本の竹管に、太さが均一になるように少し引っ張りながら、8の字にかけていきます。ムロ箱の中で再び、じっくり寝かせて生地が熟成するのを待ちます。
小引作業熟成した麺を200mmほどの長さまで伸ばします。伸ばしすぎると生地が膨れたり、途中で切れたりしますので、均一な麺になりません。熟練職人の技が生きています。
はたかけ作業麺を「ハタ」と呼ばれる干し具に竹管ごとかけていきます。ハタも昔は、半農半漁の島人の暮らしの中で、うどんづくりを営む各家ごとに手作りで行われていました。
乾燥作業晩秋から春先にかけて、上五島に北西の風が渡ります。山を越えて島の東側に吹き下ろす、冷たく乾いた風は、麺の乾燥作業に欠かせないものでした。
こわり作業乾燥を終えた麺をハタから外して8等分に切り分けます。麺づくりは最終章を迎えますが、上五島では大昔から、この手間暇かかる作業が営々と受け継がれています。
結束作業8等分した麺を束ね、袋詰めをしていきますが、異物の混入など、職人の厳しい目が光ります。熟練すると、200gと300gを量を違えることなく結束することができます。

 

五島うどん食べた感想

五島うどんは、スーパーのうどんコーナーに置いてあると思います。

もしかしたら、本州には売ってないかもしれませんね。価格は、350~450円くらいなので、他のうどんと比べると少し高いと思います。

麺の太さは讃岐うどんの半分以下くらいの細さですが、しっかりとコシがあります。

生地を延ばしていく過程で、麺同士がくっつかないように食用椿油を使用しているので、ツルツルの歯ざわりとのど越しでおいしいです。

飛魚だしを使った「かけうどん・ざるうどん」で食べるのがオススメです。